窮鼠はチーズの夢を見る

6月5日。「窮鼠はチーズの夢を見る」が公開されるはずの日でした。

 

と、さも今日のようなテンションでごめんなさい。翌日昼までが1日みたいな感覚、そろそろ直していきたいと仕事終わってこれを書きながら思いました。あとブログってタイトルつけるの難しすぎて、これ今回使ってしまって今後どうするつもりなん?と思っています。

 

さて、映画に伴って雑誌ラッシュがありましたが、これがまあ〜良くて良くて、自粛期間中の心の潤いでした。(何より関ジャニ∞自体がずっと寄り添ってくれて、栄養であり、支柱であってくれてました。君が好きだと叫びたい…)

 

あんまりにも良かったので、ちゃんと感想を書きたいなと思ったのですが、嬉しい悲鳴が出る数の多さと、心底どれがと選べない、そんなラインナップですので、無作為に手にとって順番もランダムで書きます。今回書かなかったもの含めてどれも全部良かったです。

 

  • anan

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記憶に新しいanan。写真のヤバイ(早々に語彙力失ってすみません)ところはTwitterでも書きましたが、何より大倉くんの美学について語った部分が良かったです。書き写したいくらい。

 

成田さんと大倉くんの対話も、雑誌のトンマナにふたりが合わせたのか、編集が合わせたのかはわかりませんが、映画誌よりライトな感じで、なんだかかわいい。ananに限らずファッション誌と映画誌だったり、それぞれ雑誌に合わせてふたりは会話のトーンを変えていてそれも今回幅広く載った故の面白さでした。

 

ananでは大倉くんが関西弁を割と出していて、途中で「ほんまやな」が出てきて(ここ、お菓子に対して最先端という絶妙にとぼけたワードで返す大倉くんがかわいい)、締めにも「ほんまやな」が出てくる。かわいい。

成田さんは別誌で「ふと出た関西弁が嬉しい」ということを言っていたのですが、それも踏まえるとまた微笑ましいのです。

 

大倉くんの太ももで安らぐ成田さんや、成田さんの髪をいじる大倉くんや、ふたりがお家で話しているようなカットの愛おしさは勿論のこと、大倉くんの、深めのVネックを着た首元の美しさ、デニムの太ももやお膝、他ではあまりない捨てられた子犬のような瞳で見つめてくれるカットなど、地面にひれ伏して感謝の一冊です。

 

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表紙の大倉くん改めて素敵ですね。「大倉くん」という要素だけで構成された潔いカバーですが、それが成立するのが大倉くんだと思ってます。お顔立ちの良さもその一助になってるんだろうなと想像しますが、何より、とても自然体ながら「眼差し」に物語が宿る人だからではないかなと感じていたりします。

 

そしてこちら大感謝のピンナップ付きですが、苺を頬張る姿も街にたたずむ姿も、どうにかして壁紙として売ってくれと懇願したくなるくらい良い。誌面を開けばA4いっぱいの顔…の大倉くんが此方を振り返って何か言いたげに見ているカットが選ばれてますが、やはりそれだけで意味のある一コマになっていて、表紙のところで書いたような「眼差し」の力を噛みしめました。

 

インタビューに関しても書きたいことだらけなのですが、キネ旬特有だったものを抜き出すと、監督が「他の役者が嫉妬する」と言ってくれていた部分が、他の雑誌を読んでTwitterに書いていた

[演じる対象を「実のところ善い人・強い人」に解釈するバイアスって掛かりがちな気がするんだけれど、弱さズルさ逃避…そういった部分を徹底的に掘り下げていた。そっと恭一への慈しみを添えながら。]

という捉え方と近く、烏滸がましくも、やはりやはり…と1人頷いたりしました。

 

大倉くんの自分自身へのシビアな眼についてのくだりもあるんですが、対人コミュニケーションの為の謙虚さを超えたような、大倉くんの自分に刃を向けるような鋭利なまでの謙虚さ、自己との向き合い方に惹かれます。

ウェブ連載を読んでいても常日頃思いますが、歳を重ねるにつれて上手に自分を騙す力というか、見ないフリをする力を得ていく人も多いんじゃないかなと思う中(生き抜くスキルだし全く悪いことではないと思ってます)、いっそ愚直なほど内省し続ける姿が私にとって光なのかもしれません。

一誌一誌書きすぎてたら終わらぬですね。

 

  • Harper’s   BAZAAR

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大好きな大倉くんが、かのハーパーズ・バザーのカバーか…と個人的感慨深い一冊。

 

表紙から広辞苑の【美】の挿絵でしょうかという美しさですね。スタンディングオベイション。世界で最も歴史のあるファッション誌であるハーパーズ・バザーのイズムでふたりを切り取ってくれたことが本当に嬉しい。

 

成田さんが大倉くんを後ろから包むような見開きは、ふたりの表情、視線が切なく、そのまま映画のワンシーンのようで。ソロカットも大倉くんの「眼差し」の色気を切り取ってくれています。

 

そして私的大倉くんに衣装として着て欲しブランドの上位に君臨し続けるMARNIから、柄×柄にフリルシャツに…と煌びやかなDRIES VAN NOTEN、プレーンだけれど品格漂うLOEWEなどなどのお衣装も最高で抱きしめました。大倉くんは本当にお洋服が似合う…

 

あと、176頁の悪戯っぽい瞳で頬を寄せあってこっちを見ているカットが大・大・大好きです。これ好きな人多いんじゃないかな〜。ロシアンブルーの兄弟みたい。かわいい〜!

 

  • 日経WOMAN

ページ数でいうと二頁なんですけど、写真がね〜すんごくかわいいので、マネー手帳もついてるので、ちょうど欲しかった人など是非に。リップが青みのあるピンクで、それがまた似合ってて。宗派によって意見の違う話になりそうですが、大倉くんって青みも黄みも似合うのがすごい。

 

こちらの日経ウーマンのメインカットもそうなのですが、窮鼠の露出での大倉くんは頬に手の甲や腕を寄せるポーズが多く、中性的で粘度のある色気が表れていて良いなぁと思ってみてます。

そして書きながら写真を眺めて思ったのですが、やっぱり「眼差し」が好きだなと。問いかけるような、見透かすような、訴えかけるような、人によって違って見えたりするのだと思いますが、不思議な瞳です。

 

インタビューも雑誌に合わせて仕事や働き方について語るパートが多いですが、人を尊重したいという姿勢や、常に新しい価値を模索して自分の頭で考えたいというスタンスに働く人間としても感じるものがありますし、いつも尊敬しています。

日経ウーマン 2020年6月号 [雑誌]

日経ウーマン 2020年6月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/09
  • メディア: Kindle
 

 

  • CLUSTER

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成田さんと大倉くんって並んでいてとても馴染むし、自然体ながらにふたりの周りだけを包む薄い膜があるような独特な空気感が出ているor出しているように思います。

 

ただ、ビジュアル的には描く時に神様がとった筆が違うような、、絶妙な世界観の違いがあって、わかりやすい点をひとつ言葉にするなら成田さんは黒目の色素が濃くて大倉くんは薄い…みたいな、それがまた良くて。クラスターはそれを他の誌面であまり無かった色温度で綺麗に写しとってくれていて、大好きでした。

 

  • TVガイドAlpha

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「美」通り越して「強」なカバーのテレガイアルファですが、個人的に中の写真も大好きな一冊です。カバーで言うと、ど真ん中に座してる大倉くんのフープピアスがかわいい。

個人的に、「窮鼠はチーズの夢を見るの恭一役」として載る姿として、フープピアス大正解だなと思っています(つけてないものもありますが)。くらすますでも書いていましたが、時期で使い分けられてるのも良きですね。

 

そして見開き起こしの顔、永遠に眺めていられる。大倉くんの瞳の形が世界で一番好きだなと思う一枚。ふたりとも左頬にちらばるホクロがかわいい。

並んでぺたりと座ってるカットも、少し歯を見せて笑っている成田さんと、隣でぽへーっとしてる大倉くんの組み合わせがなんか良い。監督が、どちらかというと成田さんがコミュニケーションを取ろうとする方で、大倉くんは飄々として、うん、うんといった様子で…と、いくつかの媒体で話していましたが、それを垣間見れるようなカットで好きです。

 

「お二人は共鳴する部分も多いような気もします」とインタビュアーさんが言っているのですが、私も色々な取材を咀嚼する中で、物事を見る眼がとても似ているなと思いました。

似ているのが良いよねってことではないですが、監督も含めた三人の作品や登場人物に対する共通認識の深さには、この共鳴も寄与していると思っていて、それがスクリーンにも映し出されているんじゃないかと想像したりします。

 

また共演したいねって話で、具体的な理想がある成田さんも、野沢温泉スキー場を嬉しそうに提案する大倉くんもかわいい〜かわいいでした。

TVガイドAlpha EPISODE EE (TVガイドMOOK 34号)

TVガイドAlpha EPISODE EE (TVガイドMOOK 34号)

  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: ムック
 

 

  • シネマスクエア

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シネスクもピンナップ付きなんですが、訳がわからんほどかっこいいですね。これ書くために連続で雑誌見てるので、なんでこんなに綺麗なお顔なんだろうってちょっと混乱してきました。大倉くんのいる時代に生まれて良かった。

写真も全部良いからどれについて話していいかわからないんですよね。これまでの雑誌もそうなんですが、色々書いてるうちに全部良い中でピックアップする苦しみが募ってきています。

 

脱線してすみません。唇に指を寄せているカットはやっぱり美しい〜。上でも、頬や口元に手を寄せるポージングが多かったことを書きましたが、これもすごく良い。意識的だったりするのかなぁなんて考えました。

シンプルなロングコートをまとった大倉くんとなんてことない路地を一緒に歩いてるような写真たちもすごく好きです。1カットやたらぽややんとしたそのまま立ち寝しそうな表情があってかわいい。

 

他の取材でも語ってたりしますが、つらいことや満たされない部分があるからこそ幸せを感じられるのかもしれない、といったテーマの話もしていて、幸せに対する捉え方は個々人の中に正解がありますし、個人の中でも流動的なものかと思いますが、彼の暗闇の中で光を思えるようなところに心惹かれて止みません。

 

  • GINZA

あ〜!GINZA…GINZA…夢叶えたろかスペシャル。ボッテガ、JIL SANDER、ALYX、ルメール…などなどの黒を纏う大倉くんです。品のある小さなお顔というのはこんなにブラックのルックを映えさせるものなのかと甘い溜息のでる着こなしでございました。

 

GINZAというフィルターを通した大倉くんのモデルとしての姿の美しさもさることながら、「あぁ、やっぱり、映画っていいなぁ」と大倉くんが零した言葉で終わる、短いながらに濃いインタビューでもありました。

 

  • BARFOUT!

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レガイアルファで共鳴の話を書きましたが、バァフでも、ソロインタビューでのそれぞれの考え方のシンクロから「言葉にせずともわかりあってる感覚があったという話があったけれど、それもそのはずだ」という取材ディレクターの言葉がありました。

 

そう言えば、ふたりは口を揃えて監督はコミュニケーションをたくさん取ってくれた、お話好きだよねと話すのですが、監督のインタビューだと本当は得意じゃないんだけど…と語っていたのもなんか愛しくて、この3人のパズルが好きです。どんな作品でも皆そう言うんだよなんて言葉かもしれませんが、彼らが口にする「この三人だから」「この三人でなければ」という感覚がなんだか外からもわかる気がしています。

 

お写真も、大倉くんの色素の薄さや鼻梁や腰回りなど、フェチズムが満たされるカットが満載です。逆に成田さんがぽへーっとしてるカットもあります。

 

感想の寄せ集めなのに長くなってきたのでピックアップはここまでに。

テレガイパーソンについては、読んで感じたことを交えながら誕生日に寄せて書いていたエントリを未だに寝かせていて、明らかに寝かせすぎなんですが、そこで上げたいと勝手に意気込んでいます。

 

書ききれませんでしたが、「ミセス」での、ステージに出た瞬間やファンからのメッセージが届いた時が幸せを感じるという言葉にストレートに胸がぎゅっとなりましたし、

「CUT」での互いの羨ましいところという質問に、ドラムを叩きたいという成田さんと、自分より2,3センチ高い成田さんの身長が羨ましい大倉くんの話もかわいかったですし、

Oggi」で、飾らず少年のような回答をする成田さんに、そこがいいところだと、劇中のセリフを借りてお前はかわいいよ、と言う大倉くんにはなんか珍しいものを見たな‼︎と思いましたし、

「ロケーションジャパン」の見開き起こしの優しい微笑みはもしかしたら一番好きかもというほど眺めましたし、

「東京カレンダー」で、心底美味しそうに焼き鳥を頬張りながら、ひとに夢を与えようとするならば、時に重くのしかかる現実の中でも理想を追いかけ続ける…と語る信念にも好きが募りましたし、おすし、ではまだ締められない、他にも名前を挙げられていない表紙を飾ってくれた雑誌が複数あるほど、贅沢な雑誌ラッシュでした。

 

各誌特徴にフォーカスしたために、どのインタビューでも共通して語ってくれた軸の内容について、逆に言及できなかったことに今更気づいてます。ここまでダラダラ書いたものは一体…。

ひとつだけ、監督、成田さん、大倉くんの言葉を読みながら感じたことがあって、「窮鼠はチーズの夢を見る」は、願わくば遠くない未来で今以上にあらゆる性自認性的志向を持つ人が登場人物となる作品が世に溢れ、人々が性別にピントを置かない世界、そこへ向かっていく足掛けの作品なんじゃないかと思いました。今はピントを置く人も多いでしょう、まだピントをおいたほうがいいんじゃないかという声もあるでしょう。でも誰かが作り出さないといけない、と思いました。同性同士の恋を、ある性とある性の恋ではなく、ある人格とある人格の恋として描くことこそが非常にチャレンジングな作品だと、改めて感じています。この点はまた別で書ければ。

 

そしてそして、水城先生はInstagramを始めていらっしゃっるのですが、公開を待つ今ヶ瀬と恭一を描いてくださっており、とっても素敵なのでシェアさせてください。各誌まだまだ読み返しながら映画の公開を楽しみに待とうと思います。

 

 

 

switchが買えない

 

案の定という感じで、反省のない人間なのが浮き彫りになるのですが、ダウンして強制休暇状態になってました。もう回復済みなのですが、いったい何回目なのかとTwitterに書くのは恥ずかしいので、これを機にと、ヲタクのすなる はてブロというものを、ヲタクとして壮年期に差し掛かろうというタイミングでしてみむとするなり…とやっと手を付けてみたというだけのものです。

そもそも私の体調のことなどいちいち報告しなくて良いともわかりつつ、しれっとツイートするのも勝手にひとり気恥しく、せっかく時間が出来たので、随分前に外側だけ作ってから放置していたはてなブログにログインしてみました。

 

普段からサポート頂いている所ではありましたが、このタイミングでがっつり病院のお世話になったのは、罪悪感も半端では無く、自業自得のくせになんとも落ち込んでいます。そういえば、去年も大倉くんのお誕生日週にすぽーんと倒れたなと思い出しました。お仕事的に一年で一番忙しいタイミングなのと、最近のイレギュラーもあった故ですが、身体がついていかなくなってきているので、流石にそろそろライフワークバランスを考えないといけないなと思っています。普段社畜などと言い会社に責任転嫁しておりますが、キャリア的に二兎追うようなことを自ら選択しているので自分のせいだったりします。

 

と、どうでもよすぎる私の話は置いておくとして、少し時間が出来たので見れていなかったコンテンツを消化しようと思っていたのですが、なんだかんだ大倉くんの45分モーニング関ジャーニーを繰り返し聞いていました。これで回復が早まったと言っても過言ではない。と言ったらお医者さんに怒られそうですが。大倉くんがそっと共有してくれる頭と心の内側に触れるたび、いつまでも好きが募るのですが、普段は物怖じしてしまう主観ゴリゴリの自分の中の好きの分解もこの場所があれば書ける気がします。

ちょくちょく書いているマーケティング目線の話とかも、複数の視点からちゃんと整理して書けたらなぁ、と思ったりもしています。

 

あと、これを好機にあつ森だ!と意気込んだのですが、うわさに聞くとおり本当にswitchって買えないんですね。過去作にほんの少し触れたことがあるので、まったく別物なんだろうなと思いながらも、スマートフォン版のどうぶつの森で遊んだり、なぞにipadを買ったりしてお茶を濁しました。

 

これっきり書かないなんて怠惰なことにならなければいいなと思いつつ、なりそうだなとも思いつつ、自分の時間を取れているかの目安のためにも、この場所を活用できればな~と願っております。